Christel によるPixabayからの画像 中心街にある美容院に行ったとき(短くカットしてすっきりした)、「おすすめ読書感想文によい本」の記事を書く参考にするために書店に寄り、候補作(?)をピックアップした。 カテゴリー「◇高校生の読書感想文におすすめ…
MelanieによるPixabayからの画像 エッセー54「イタリア絵本展、及び邦訳版から思ったこと」で、 で、わたしは次のように書いた。 この方が児童文学界のトップにずっといらっしゃたとしたら(どうしてそうではないのか、事情は知らないが)……わたしは文学界を…
イタリア語を勉強している娘が百貨店のイタリア展で、2冊の絵本を購入した。 イタリア展の絵本コーナーには、印象的な絵本がいろいろと置かれていた。娘はその日、黄色い表紙の絵本を選んだのだが、別の日にまた行って、白っぽい表紙の絵本を買った。 わた…
Hermann TraubによるPixabayからの画像 ネットニュースでは、発売を待って長蛇の列が出来ていたそうだが、娘が勤務する書店は地方の郊外店(北海道から九州まであるチェーン型書店)だからか、昨日は10冊ほどの売れ行きだったという。 娘の勤務する書店でも…
昭和28年(1953年)10月、神奈川・大磯の自宅庭にて、妻・春枝と 出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) 『大岡昇平〈ちくま日本文学全集)』(筑摩書房、1992年)所収「野火」を読んだ。戦争を描いた小説を読むのは何となく気が重いのだけれ…
エミール・ゾラ(Émile Zola,1840年4月2日 - 1902年9月29日)出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) エミール・ゾラについて、ウィキペディアより引用する。 エミール・ゾラ(フランス語: Émile Zola、1840年4月2日 - 1902年9月29日)は、フ…
エッセー「アストリッド・リンドグレーン」(1)ワイルドなピッピに漂う憂愁の影 2010.4.23(2)『はるかな国の兄弟』を考察する 2014.4.30(3)愛蔵版アルバムで紹介された『はるかな国の兄弟』と関係のあるエピソード 2015.9.14 Astrid Lindgren omkring 1…
エッセー「アストリッド・リンドグレーン」(1)ワイルドなピッピに漂う憂愁の影 2010.4.23(2)『はるかな国の兄弟』を考察する 2014.4.30(3)愛蔵版アルバムで紹介された『はるかな国の兄弟』と関係のあるエピソード 2015.9.14 vermilionchameleonによるP…
Anja#helpinghands #solidarity#stays healthyによるPixabayからの画像 この作品には、語り手を選択する時点での問題がある。呆れたことに、このことを指摘した選考委員はいない。 発達障害のある若い女性「あかり」が、一人称の語り手として設定されている…
エッセー 29「五感が隅々まで働いているモーリアックの文章」を機械朗読で動画にしました。再生時間は11分15秒です。 五感が隅々まで働いているモーリアックの文章 - YouTube 動画説明欄から引用します。 29 五感が隅々まで働いているモーリアックの文章 執…
録画しておいた、BS2プレミアムシネマ『バベットの晩餐会』を観た。 1987年度アカデミー賞外国語映画賞受賞 原題:Babettes Gaestebud監督:ガブリエル・アクセル原作者:カレン・ブリクセン脚本:ガブリエル・アクセル音楽:ペア・ノアゴー製作年/製作国/内…
youtu.be 過去記事「42 博多からの電車で耳にした、編集者と作家の会話 2019.5.27」を動画にし、YouTubeに投稿しました。動画作成に当たり、若干手直しをしています。 naotsukas-essays.hatenablog.jp
ルイ=オーギュスト・ビソン(Louis-Auguste Bisson,1814–1876)が1842年にダゲレオタイプ(銀板写真術)で撮影したオノレ・ド・バルザック(Honoré de Balzac,1799-1850)、パリ美術館(Paris Musées)。 風貌 悲鳴 ホロスコープ 風貌 バルザックと動物園…
compositaによるPixabayからの画像 「講談社新社長」「青い鳥文庫」に関する新聞記事 拙読書体験 ベルテ・ブラット(石丸静雄訳)『アンネは美しく』(偕成社、1970) 「講談社新社長」「青い鳥文庫」に関する新聞記事 昨日(2011年3月6日)の話。「講談社の…
Mary_R_SmithによるPixabayからの画像 土曜日、娘と博多に遊びに出かけました。 帰りの電車で、作家と編集者が近くに座っていました。年輩の編集者の声がまるで話の内容を一般公開しているかのように大きかったので(とても真面目な様子でした)、2人の話が…
1880年、ファン・ゴッホ(当時27歳)が暮らしたクウェムの家。出典:Wikimedia Commons ゴッホ全油彩画 国立西洋美術館で出合ったゴッホの「ばら」 パンのオブジェ 入魂の絵の数々 ああ、馬鹿な男たち……! はっきり言って、ゴッホは可愛い ゴッホとゴーギャ…
PezibearによるPixabayからの画像 ネタバレあり、ご注意ください。 末吉暁子『星に帰った少女』(偕成社、2003改訂版)を読んだ。 佐藤さとる氏の解説によると、イギリスの女流作家フィリッパ・ピアス『トムは真夜中の庭で』が日本に紹介されたときの影響力…
EgoAltereによるPixabayからの画像 残業を終えて23時近くに帰宅した書店勤務の娘が、「芥川賞と直木賞の候補が発表になったよね。芥川賞候補のほうは訳のわからない題名ばかりだけれど」といったので、芥川賞候補をネットで検索してみた。 円城塔「オブ・…
Dorota KudybaによるPixabayからの画像 荒馬ベーゼンドルファー 『革命のエチュード』で生かされたベーゼンドルファー 荒馬ベーゼンドルファー 昨日*1、フジコ・ヘミングのソロコンサートへ出かけた。興奮と疲れで帰宅後ゴロゴロし、もう真夜中だが、化粧も…
『冨嶽三十六景』「神奈川沖浪裏」葛飾北斎(1760 - 1849)出典:Wikimedia Commons 日本画の売り買いの現場 某油絵画家から届いた手紙 日本画の売り買いの現場 これまでわたしは、絵画展といっても、美術館で鑑賞する以外は、絵に、高くて30万円くらいの値…
当エッセーは、拙基幹ブログ「マダムNの覚書」で12年前に公開した2本の記事がもとになっている。派遣、ワーキングプアの問題がこのころから深刻化し出したことがわかる。私的な事情が交錯するエッセーではあるが、記録として残しておきたいと思い、当オンラ…
出典:Pixabay 社会的に激変の一年*1だった。成年の年齢をこれまでの20歳から18歳へと引き下げる民法改正議論が起きている。 わたしは法学部卒なのだが、わたしが学生のころは小六法を毎年買い替える必要などないくらいだった。そのころからすると、法律事情…
「入京」は、還暦を過ぎたわたしが学生時代に書いた詩。 出典:Pixabay 入京 エルサレムの白いひろがりがたたずむ仔ろばの足をひたす 仔ろばは耳を澄ますようにして立っていた灰真珠色の外套に包まれて主がほのかに座していらっしゃるからだ 至純の思念が沁…
出典:Pixabay 文藝春秋の文芸雑誌「文學界」を年間購読しているものの、パラパラとめくるだけで終ることが多い。 たまには面白く読む作品もあって、それが11月号の『特集 世界の文学賞はどうなっているか』、村上香住子「黒い鏡」、新年号の荻野アンナ「カ…
出典:Pixabay プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)監督:デヴィッド・フランケル脚本:アライン・ブロッシュ・マッケンナ原作:ローレン・ワイズバーガー製作:ウェンディ・フィネルマン製作総指揮:カレン・ローゼンフェルト、ジョー・カラッシオロ…
出典:Pixabay 執筆中の児童小説「不思議な接着剤」は、プロローグ編に当る『不思議な接着剤1: 冒険前夜』*1をkindleストアに出している。歴史小説を先に仕上げたいので、本編の電子出版には時間がかかりそうだ。 計画では100枚強のプロローグ編と本編合わ…
エッセー「アストリッド・リンドグレーン」(1)ワイルドなピッピに漂う憂愁の影 2010.4.23(2)『はるかな国の兄弟』を考察する 2014.4.30(3)愛蔵版アルバムで紹介された『はるかな国の兄弟』と関係のあるエピソード 2015.9.14 出典:Pixabay 連載形式で…
出典:Pixabay 小説を書くとき、傍に置いているのは、いつ頃からかフランソワ・モーリアック(遠藤周作訳)『愛の砂漠』(講談社[講談社文芸文庫]、2000)だ。 フランスのボルドーに生まれた、カトリック小説家として知られるフランソワ・モーリアック(Fr…
出典:Pixabay 同人誌「日田文學 55号」に俳句を提出すると決めたまではよかったものの、何せ我流俳句、一旦検討し出すと頭が痛くなってくる。 そんなわたしに励ましの言葉をくださったかたがあり、ブログをしていてよかったと切に思った。それで、冷静な頭…
出典:Pixabay クリスマスを数日後に控えた、ある冬の日のこと。夫と子供たちはペットショップへ出かけた。 その頃、ゴールデンハムスターが人気を集めていて、子供たちは飼いたがっていたのだ。わたしは嫌だった、ネズミを飼うなんて。 子供の頃に家政婦さ…