The Essays of Maki Naotsuka

オンラインエッセー集

2016-03-07から1日間の記事一覧

5 秋に寄せて 2006.8.15

出典:Pixabay まだまだ暑いにも拘らず、昨日の夕方買い物に出たとき、ふと秋の気配を感じた。 ときめきにも胸騒ぎにも似た動揺――。どうして、そんな気がするのだろう、こんなに暑いのに……と思いながら、周囲を見渡した。 風を受けて、微かにそよぐ街路樹の…

4 小さきものたち、その罪深き思い出 2006.6.21

出典:Pixabay 夏になると思い出すのは、小さきものたちのこと――さらに甦るのは、自身の彼らに対する罪深い行いである。 その小さきものたちとは、アリとカエル。カエルはアマガエル。 そうするつもりでそうしたわけではない。だが結果的に、多くの小さきも…

3 久しぶりの博多、マリア・テレジアの遺品 2006.5.26

出典:Pixabay 昨日、九州のある小都市からある中都市へ出かけた。率直にいってしまえば、大分市街から博多へ出かけた。天気のいい日にはあまい青色を湛えている別府湾は、この日は曇り空を映して大きな水溜まりのように見えた。白いソニックが傾いで、湾に…

2 百年前の子供たち 2006.4.26

出典:Pixabay よく行くデパートで、フランス展があった。会場の一角にアンティークの店があり、そこで何気なく手にとった絵葉書に魅せられた。絵葉書には、子供たちを描いた絵を複製したものが使われている。 眺めていると、店の人がやってきて、それらの絵…

1 レニングラード国立バレエ 2006.4.25

出典:Pixabay 中年女性の間で、バレエが流行っているようだ。 知り合いにも一人、バレエを始めた人がいる。子供の頃にバレエを習っていたという人が多いようだ。中年期というのは、気軽に稽古事を始めたり再開したりしやすいのかもしれない。それ以前の年齢…

インデックス

0 当ブログについて 1 レニングラード国立バレエ 2006.4.25 2 百年前の子供たち 2006.4.26 3 久しぶりの博多、マリア・テレジアの遺品 2006.5.26 4 小さきものたち、その罪深き思い出 2006.6.21 5 秋に寄せて 2006.8.15 6 児童文学作品を通して見る母親の幸…

当ブログについて

当ブログはエッセーをセレクトしたものです。そのほとんどが2006年4月に開設した「マダムNの覚書」で公開したものですが、当ブログで公開するにあたり、加筆、訂正しました。 マダムNの覚書 https://elder.tea-nifty.com/ 同じ「はてなブログ」で先に「マ…