31 児童文学作品の400字詰め原稿換算枚数を調べてみる 2018.12.16
出典:Pixabay
執筆中の児童小説「不思議な接着剤」は、プロローグ編に当る『不思議な接着剤1: 冒険前夜』*1をkindleストアに出している。歴史小説を先に仕上げたいので、本編の電子出版には時間がかかりそうだ。
計画では100枚強のプロローグ編と本編合わせて、300枚。つまり本編200枚の予定。
予定を立てた後で、岩波少年文庫からわたしの好きな作品を拾って、400字詰め原稿用紙換算で何枚の作品なのか調べてみた。
バラージュ・ベーラ(徳永康元訳)『ほんとうの空色』(2001)
9 頁から始まっている。童話は挿絵が多いので、本文の枚数を探るためには、その分を除いたほうがよい。挿絵を、頁全体、2/3頁、半頁、1/3 頁、1/4 頁に分類して、頁数に直してみよう。
そうすると、『ほんとうの空色』の場合、
146頁-8頁=138頁。挿絵はだいたい15頁分だから、138頁-15頁=123頁
(123頁×36字×11行)÷400字≒121 頁
『ほんとうの空色』は 400字詰め原稿用紙で121枚の作品だ。
以下、同じやりかたで調べてみる。
ジョージ・マクドナルド(脇明子訳)『かるいお姫さま』(1995)……142枚
エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマン(上田真而子訳)『クルミわりとネズミの王さま』(2000)……222枚
アストリッド・リンドグレーン(大塚勇三訳)『長靴下のピッピ』(1990)……262枚
アストリッド・リンドグレーン(大塚勇三訳)『ミオよ わたしのミオ』(2001)……318枚
アストリッド・リンドグレーン(大塚勇三訳)『はるかな国の兄弟』(2001)……484枚
計画通りなら、わたしの作品は『ミオよ わたしのミオよ』くらいの枚数に仕上がると見ていいだろう。
*1:直塚万季『不思議な接着剤1: 冒険前夜』ノワ出版、2014、ASIN: B00NLXAD5U